ボツリヌス療法とは?
ボツリヌス菌から作られた神経毒素であるボツリヌストキシンを利用した医療製品の一つです。一般的には「ボトックス」とも呼ばれます。
ボツリヌストキシンは筋肉の運動を制御する神経伝達物質の放出を阻害する作用を持っており、筋肉の緊張を和らげることができます。
ボツリヌス療法の効果
ボトックスは、主に美容医療で使用されることが多いです。
顔のしわやたるみを改善するために、局所的に筋肉に注射されます。注射されたエラボトックスは筋肉の収縮を抑制し、しわや表情筋の活動を一時的に弱める効果があります。これにより、顔のしわや表情によるくすみを軽減することができます。
また、ボトックスは医療の分野でも使用されています。
例えば、筋ジストロフィーや片麻痺などの筋肉の異常な収縮を抑えるために利用されることがあります。ボトックスの効果は一時的であり、数ヶ月から半年程度で効果が薄れていきます。
効果が切れると、再び注射を行う必要があります。
ボツリヌス療法はこんな症状のお悩みの方におすすめです!
歯科の領域では、過剰な咬合力を抑制するために咬筋に注射することがあります。
- ・被せ物がすぐに外れる、割れる
- ・歯根破折、歯牙破折
- ・広範囲に及ぶ知覚過敏、WSD、骨隆起
- ・プラークコントロールが良好なのに歯周ポケットがなかなか改善しない
- ・ナイトガードを装着してくれない
- ・肩こり、首こり、頭痛がある
- ・咬筋肥大、歯ぎしり
- ・顎関節症がある etc・・・
このような症状がある方が対象になります。
気になる方は、お気軽にご相談くださいね☺