KOBAYASHI DENTAL CLINIC

COLUMN

  • 歯の治療について

セカンドオピニオンについて

当ビルの 1 階には糖尿病専門「井口内科 中央」が入っており、こばやし歯科クリニックと連携しています。

また、口腔外科の専門医も常勤しており、糖尿病に罹患されている方で歯科治療を受ける場合は、是非一度ご相談いただければと思います。

では、どのような場合に糖尿病専門医と歯科の連携が重要なのかをセカンドオピニオンの側面からお話したいと思います。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、患者様が納得のいく治療法を自ら選択することができる権利のようなもののことです。

病状の現状、治療の進行状況など、十分な説明を受けた後に治療の選択などについて、現在の担当医とは別の違う医療機関の医師に意見を求めることです。

一方で担当医を替えたり、他の医療機関で治療を受けたりすることをセカンドオピニオンと思っている方が少なくないと思います。

 

例えば、レントゲン画像でも医師によって治療診断などが違う場合があります。

セカンドオピニオンを受けることで、担当医の意見を別の角度から検討ができます。担当医と同じ診断や治療方針が説明された場合でも、ご自身の病気に対する理解が深まることもあります。

別の治療法が提案された場合は治療の選択の幅が広がります。

なにより、セカンドオピニオンを受けることにより、患者様ご自身がより納得して治療に臨むことが可能になるのです。

セカンドオピニオンを始める(受ける)には?

では実際にセカンドオピニオンを受けるためには、現在の担当医に、「セカンドオピニオンを受けたい」という旨を伝えてください。

紹介状を含めさまざまな資料(血液検査結果・病理検査結 果、CTやMRIなどの画像検査結果など)を準備します。

現在通院中の医療機関からの資料は、セカンドオピニオンを求められる医師側には、患者様の現状を客観的に評価するのに必要なのです。

適切な助言を伝えるのにも重要なのです。

なので、セカンドオピニオンをする医療機関では新たな検査は行いません。

あくまでも現在の医療機関での検査デ ータをもとに医師側の意見を聞くだけです。

歯科の分野では、糖尿病などの疾患を抱えていると歯周病の進行につながります。全身疾患が歯周疾患を悪化させる、歯周疾患が全身疾患を悪化させるという関係を「ペリオドンタルメディシン」といいます。

糖尿病の場合は特に注意しましょう

特に糖尿病は感染症を引き起こしやすい状態ですので、歯科治療では注意(HbA1c のコントロールなどの全身管理)が必要です。

<ブドウ糖+ヘモグロビン=HbA1c>

※HbA1c は血液中のブドウ糖がヘモグロビンにくっついたもの(糖化ヘモグロビン)がどの くらいの割合で存在しているかをパーセント(%)で表したものです。 HbA1c は過去 1 ~2 ヶ月前の血糖状態を表します。

正常値は 6.5%未満です。

例えば、感染源になっている歯を感染根管治療を行うか、感染源をもとからとってしまう(抜歯)といったように 担当医により治療方針が分かれてしまう場合もあります。

このような場合にも、セカンドオピニオンを受けることは非常に重要です。

なにか気になることがあればいつでもご相談ください。

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