今回は臨床検査技師のスタッフにインタビューをしました!
・臨床検査技師を目指したきっかけ
私が臨床検査技師を目指したきっかけは、心電図などただの線にしか見えないデータから身体の状態が分かるなんてすごいなと興味を持ったところからはじまりました。
様々な医療職を調べ、臨床検査機器を扱う国家資格で臨床検査技師という職種があることを知り、興味を持ったことを仕事にできればと資格取得を決めました。
・臨床検査について
臨床検査技師は、医師や歯科医師の指示のもとで、患者さんへの検査を実施をします。
その検査を大きく分類すると患者さんの血液、尿、組織の一部を採取して行う「検体検査」、患者さんの身体表面や内部を検査する「生体検査」の2種類があります。
はじめの「検体検査」では、患者さんから採取した血液、尿、便などの検体から、そこに含まれている細菌、ウイルスなどを調べて患者さんの健康状態や細菌感染の有無などを調べる検査です。
もう一つの「生体検査」は、心電図を用いて心臓の状態を検査したり、脳波計にて脳機能の状態を検査したり、あるいは超音波診断装置を用いて得られた画像から、腫瘍診断の補助を行ったりします。
資格取得後は心電図検査を中心に従事し、数年経ち多少自分の業務も分かるようになり、また医師から検査についての相談を受けることも多くなり、それなりに自信もつきました。
そして、8年間勤務したのち、治験業界を経験しました。
そこでは開発された薬を国が認めた医薬品とするための橋渡しとなる仕事を経験しました。
これらの仕事は大変ではありましたが、検査センターとはまた異なり、企業人としての基本を学ぶことができました。
・こばやし歯科クリニックの臨床検査技師として
その後、ご縁がありこばやし歯科クリニックでの臨床検査技師の求人を見つけました。
当初は「何故、歯科医院で臨床検査技師を・・?」と疑問に思ったのですが、元々好奇心旺盛な方であったのもあり、興味を持って面接に行きましたら、小林院長の「歯科医療にも臨床検査をさらに導入すべきである」という意見を聞き「何か新しいことをしようとしている、これまでの私の臨床検査技師としての経験が活かせるであれば面白いかもしれない」と直感的に思い入職を決意しました。
小林院長の「歯科医療にも臨床検査をさらに導入すべき」という先の見解は、臨床検査技師の私としても全く同感であり、歯科医療には医科領域での臨床検査が全般的にあまり浸透していないと思います。
そこで私自身、自費診療で行っている「歯科ドック」検査項目の策定に携わり、患者さんが受けやすく、また、歯科医師が検査を提案しやすい形を日々模索しています。
こうした臨床検査が歯科医療にて、さらに普及することにより、口腔内環境を良く保つことが広く意識されるようになり、医療費を抑えた健康寿命の増進につながるのではないかと考えます。
また、当院の歯科診療スタッフに臨床検査について周知させていく為に院内勉強会も実施しました。
勉強会を通して歯科医師の先生方も治療の現場において臨床検査のことを意識するようになり患者様の為の臨床検査に繋がることができてきています。
システムを歯科医院がさらに利用するようになりますと、歯科医療全体としての向上にもつながるのではないかとも思います。
これからの歯科医療のモデルケースになるように日々進化をしているこばやし歯科クリニックですので、安心して検査・医療を受けていただけるかと思います。
気になる方は柾木までお気軽にご相談ください。
事務03-3651-7567
(終わり)