今回は歯科衛生士さんにインタビューしました!
歯科衛生士になろうと思ったきっかけから現在
医療系資格を取得するために歯科衛生士専門学校に進もうと考えていました。
しかし、入学直前の3月11日、東日本大震災が発生して、地元周辺では死者、行方不明者、負傷者が大変多く、ショックを受けました。
当時、震災直後の避難所で身元不明のご遺体の検視業務を歯科医療スタッフの方々が行っている様子を偶然目にしました。
その時に「自分が歯科衛生士になる」という熱い想いが沸き起こり、気合いが入ったと記憶しています。
入学した年は、大震災の影響で入学式もなく色々混乱していましたが、私の周りには震災のために進学出来なかった方々もいましたので、私はそうした進学が叶わなかった方々や、亡くなられてしまった方々の分も頑張らなければと思いました。
今、思い返してみると私が歯科衛生士になった背景には東日本大震災があったのだと思います。
現在まで続けることが出来た理由の大きなものとして、歯科衛生士の仲間、スタッフの方々や患者さんの支えがあったからこそだと思っています。
私の場合、人と会話をするのが大好きであり、院内でのメンテナンスチェアや私が担当している歯科訪問診療でも、患者さんや利用者さんと会話をしながらメンテナンスや口腔ケアをしていることが多いです。
そのような環境が私の性格にとても合っていたからこそ現在まで続けることが出来たのだと思います。
メンテナンス設備
歯科用顕微鏡というもので、私たちは普段「マイクロ」と呼んでいます。
このマイクロを用いてメンテナンスを行いますと、歯の表面にある細かいシミのようなものが本当にシミであるのか、あるいは虫歯であるのかなどが、肉眼よりも格段に見やすくなりますので、とても重宝しています。
並んでいる5台のメンテナンスチェア全てにマイクロが設置されています。
こうした歯科医院は、そこまで多くはないと思いますので、このマイクロを含めてこばやし歯科クリニックはさまざまな機器や設備についてはこだわっているクリニックだと思います。
訪問歯科診療について
こばやし歯科クリニックは訪問歯科診療も行っています。
私は訪問診療の時でも患者さんと会話することが多いのですが、「生活の知恵」のようなものがあり、勉強になり、私の実生活で実践しているものもあります。そのため、歯科衛生士はもちろんですが、対人のお仕事全般では、自分が話すことと同様に人の話をうまく聞くことも大事であると思いますが、それを総合して「コミュニケーション能力」と云うのではないかと思います。
診療を通して患者さんやご家族の方々に感謝して頂けることも度々あり、そうした時は自分が人の役に立つ仕事に就いていることが実感出来てやりがいを感じます。
このやりがいを感じることが、歯科衛生士になり訪問診療に携わっていて良かったと思うことでもあります。
現在、進路で迷っている若い皆さんに歯科衛生士になることをおススメする理由の一つです。
歯科衛生士の業務は、手先の器用さは練習をすれば大丈夫ですし、また、たとえ吸収が遅くてもコツコツと努力を続けることの方が重要であると私は思います。
その意味でも当院は、学会やセミナー、研修会などに積極的に参加できる環境です。
勉強する人を応援するシステムはありますので、将来的に誰かの役に立つ歯科衛生士を目指している方には最適な環境ではないでしょうか。
自分次第で更なる技術の向上も出来ますし、キャリアアップも十分に可能があると思います。
そして、高齢化が進行する今後の社会においては更に重要な職種になっていくと私は思っています。
採用担当:久保田(事務TEL03-3653-7567)