こんにちは、段々と季節が夏本番へと近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
皆さんはお口の中や歯に違和感や痛みを感じられると、歯科医院に行って受診されることになると思います。
そして、その診断結果から、最適であると思われる治療が行われることになります。
たとえば虫歯であれば、虫歯が進んでしまった歯の部分を削り取って、これ以上虫歯が進行しないように処理をし、歯の形を整えます。
その後、金歯や銀歯あるいは、セラミックスで作成した被せ物をして、歯の機能を回復させるための治療を行います。
さらに虫歯などが進行して、歯が抜け落ちてしまったところについては、部分的な入れ歯、あるいは場合によっては全体を覆う総入れ歯を作成。
元気にまたお口で食事をとれる状態にまで回復できるような治療を行います。
歯科治療における最新技術
歯科治療では、口の中に被せ物や入れ歯のような人工の装置を装着し、その機能や審美性の回復をはかることは、かなり古くからさかんに行われてきました。最近耳にする機会が多くなってきたCAD/CAM(コンピューターによる設計支援と加工支援を統合したもの)や3-Dプリンターなどの新しいデジタル・テクノロジーに基づいた加工技術も、これらの被せ物や入れ歯の作成に応用することが可能であり、近年では、それによって作られた被せ物は保険適応にもなっています。
お口の中の被せ物や入れ歯に望まれる機能や性質は、時代を通じて、あまり大きく変化しません。
他方で、それらを作成する技術については、変化し続けており、最近耳にするようになったDX(デジタル・トランスフォーメーション)が、歯科医療分野でもデジタルテクノロジーで現れているのではないかと思われます。
こうした技術の進歩は、興味深く面白いもので、最新技術で作られた被せ物や入れ歯が、以前の方法で作られたたものと比べて、何かしら優れていると科学的にみとめられた時などは、患者さんにとって、より良い治療を行うことが出来たとも思えることから、自らの院内で作成した被せ物や入れ歯に対しての自信が少し深まります。
こばやし歯科が提供できる環境
院内に被せ物や入れ歯の作成などの歯科技工を行うラボ(工房)を置いている歯科医院さんは決して多くありません。
一般的には、被せ物や入れ歯の作成などを専門とする国家資格である歯科技工士は、歯科医療機関に付随していない「歯科技工所」で働いています。歯科技工所は、歯科医院などの歯科医療機関から、作成依頼を受けて被せ物や入れ歯あるいは、矯正装置などを作成します。
こうした場合、歯科医院からの歯科技工指示書や模型で患者さんの情報を受け取り、それに基づいて技工作業を始めることになりますが、外注を利用する歯科医院では、完成してから患者さんのもとに届くまでには、どうしても日数、時間がかかりがちになってしまいます。
こばやし歯科では歯科技工士が勤務するラボが院内にあり、実際の臨床現場にて患者さんのご要望などを聞きつつ歯科医師と歯科技工士とが話し合い、理解しつつ技工作業を進めることが出来るため、結果的に機能的にも審美的にも、質の高い被せ物や入れ歯を患者さんに提供することが出来るようになっています。また、治療のために医院にお越しいただく時間の短縮にもつながります。
自費での被せ物や入れ歯の作成を望まれる方々にとってが、その作成にかかる材料費については変わりませんが、歯科技工所への外部委託費用が発生しない分、費用を抑えて且つ、高品質なものを患者さんに提供できるといえます。
当医院にて歯科技工士が勤務するラボを設置している理由は、主としてそのようなところにあります。