歯科医療の視点から、風邪予防には口腔ケアが重要と云えます。
お口(口腔)は体内に入る最初の部位であることから、細菌やウイルスが体内に侵入する可能性が高く、特にインフルエンザや風邪が流行る時期においては適切な対策が求められます。
口腔ケアのやり方
まず最初に、歯磨きとうがいは基本中の基本ですが、これにより歯磨きで歯垢や食物残渣を取り除いて、口内の細菌数を減少させて感染のリスクを抑えます。
さらに、うがい薬を用いてうがいをすることにより、お口の細菌やウイルスを洗い流し清潔を保つことが出来ます。
歯科医に通う
定期的な歯科検診やメンテナンスによって、歯やお口の状態を把握して、早めにお口のなかの問題を見つけることが出来ます。
こうした定期的な歯科検診により、お口全体の健康維持に努めれば、免疫力も向上して、インフルエンザや風邪などに対しての抵抗力が高まります。
食事や栄養補給
健康的な食事や栄養補給によっても歯や歯ぐきを含むお口全体の健康が維持されますので、ビタミンCや亜鉛などの栄養素や水分の十分な摂取により免疫力が向上して、これまたインフルエンザや風邪などに対する抵抗力が高まります。
感染症対策
歯科医院を受診の際には、予め手洗いやアルコール消毒を行って、感染リスクを最小限に抑えましょう。
既に周知のことではありますが、マスクの着用は、他者への感染を防ぐだけでなく、自らも風邪ウイルスから守る効果があります。
健康的な生活
ストレスや睡眠不足も免疫力を低下させる要因となりますので、強くストレスを受けたと感じられるときは、ご自分にあったリラックス法を取り入れて十分な睡眠をとることが重要です。
まとめ
上記の対策を日常生活に取り入れて実践することで、お口全体の健康を保ち、免疫力も高めることが出来ます。
このように歯科医療の視座からも、冬の時期の感染症予防をはかることが出来ます。
一つでも、実践できそうなものがあれば、是非試してみてください。
また、こちらで記載した各種方法について、さらにお知りになりたい場合は、来院の際に歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。