1.柚子について
爽やかな香りと酸味が食欲をそそる柚子ですが、11月頃から2月頃に旬を迎えます。
強い抗酸化力をもち、免疫力アップに役立つ「ビタミンC」や、血流を促進して身体を温める「リモネン」や「ヘスペリジン」を含みます。
また、柚子の皮には果汁の約3倍の「ビタミンC」が含まれているので、皮ごと食べるのがオススメです。
皮のまますりおろして鍋や白湯に入れて風味付けしてみてください。
また、皮のまま切って砂糖漬けにすると柚子に含まれるペクチンと砂糖が反応してトロトロになるので、ヨーグルトやお湯割りで食べるのもオススメです。
さらに柚子にはリラックス作用のあるリモネンのような香り成分が含まれているため、ストレスを緩和させるはたらきがあり、ほっと一息つきたいときにおすすめです。
柚子で身体をあたため、リラックスし、寒い冬を乗り切りましょう。
2.あんこう
旬は11月〜3月頃の冬です。
あんこうの食べられる部分は「あんこうの七つ道具」と呼ばれていて「身、肝、ひれ、えら、胃、卵巣、皮」と、ほぼ捨てるところなく丸ごと食べられる魚で、栄養も豊富です。
あんこうの身は「高タンパク低脂質」で「ナイアシン」や「ビタミンB12」も豊富です。皮には肌などの乾燥を防ぐ「コラーゲン」が豊富です。あん肝は、「EPA」や「DHA」などの不飽和脂肪酸、「ビタミンD」「ビタミンA」が豊富です。肝には「プリン体」も豊富ですので尿酸値が高い方は注意しましょう。
アンコウといえばアンコウ鍋ですよね。肝を炒めてから水を入れ、鍋用アンコウとおろし生姜、酒、みりん、お好みの具を入れ煮込み、最後に味噌と塩胡椒で味を整えると美味しいアンコウ鍋が出来上がります。お試し下さい。
3.長芋
旬は11月~12月頃に収穫される「秋掘り」と、4月~5月頃に収穫される「春掘り」があります。
「秋掘り」は新鮮で水々しくアクが少なくシャキシャキとしているのが特徴で、「春掘り」は旨味や成分が凝縮され甘味が増し濃厚な味になるそうです。
長芋には「ビタミンB1」「ビタミンC」「カリウム」「食物繊維」が豊富です。また、長芋には、でんぷんを分解する「アミラーゼ」などの消化酵素が多く含まれるため、芋類ですが生でも食べられます。
生のまますりおろしたとろろをお好みの鍋に入れた「とろろ鍋」もふわふわトロトロで体が温まり美味しいです。
株式会社ぐるなびが発表した2023年の「トレンド鍋」は「とろみ鍋」に決定したそうです。こちらのとろろ鍋も身体を芯からあたためるとろみ鍋に分類されるでしょうか。栄養満点でトレンドも抑えたとろろ鍋、是非やってみて下さい。
4.りんごについて
旬は11月〜2月頃です。
りんごには、「カリウム」「ビタミンC」「食物繊維」が豊富です。さらに、りんごには「プロシアニジン」や「アントシアニン」等のポリフェノールが豊富で強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や、アンチエイジング効果が期待出来ます。
また、りんごを丸かじりすると、お口の筋肉トレーニングになり、噛むことで唾液の分泌もよくなり、むし歯や歯肉炎などの予防効果が期待出来るため、丸かじりもおすすめです。
「1日1個のりんごは医者いらず」とも言われるりんごです。食卓に取り入れてみましょう。